以前から憧れていたハリーウィンストンに婚約指輪を見に行きました。
ハリーウィンストンで婚約指輪を買う予定、というよりはお店がどんな感じだろう?という興味のほうが大きかったのですが、実際に見てみると素敵な婚約指輪ばかりで欲しくなってしまいました。
ダイヤモンドがキラキラギラギラ輝いていてとても綺麗なんですよ。
存在感のある石ってこういうことを言うのかと思いました。
では早速お店へ行ってきた時の様子をお伝えしますね。
銀座のハリーウィンストンに婚約指輪を見に行った
せっかくハリーウィンストンに行くなら銀座本店だろうということでハリーウィンストン銀座店へ行ってみました。
予約はしていません。
土日だったので混んでるかなと思いましたが、もし見れなかったらまたあらためて来ればいいと思って行きました。
彼氏との事前打ち合わせ/予算を大幅に上げた
ハリーウィンストンに婚約指輪を見に行く前に、彼氏との打ち合わせをしました。
やはり天下のハリーウィンストンなので、予算が低いと
お客様がお探しの指輪は当店にはございません
と言われて帰されてしまうのでは・・・と思ったのです。
確かに予算的には厳しいのですが、憧れだったので一目位はハリーウィンストンのダイヤを見たかったのです。
ハリーウィンストンは最低でも値段が100万円ぐらいからだと聞いていましたので、店員さんに聞かれたら予算は100万円にしようと彼氏と決めました。
清水の舞台から飛び降りる覚悟ですね。
ちなみに彼氏はハリーウィンストンのことを知らず、予算について打ち合わせをしても何を言ってるんだ??という感じでしたが、実際にハリーウィンストンのお店に行って値段を見ると納得!という顔をしていました。
銀座にそびえ立つハリーウィンストンビル/入りにくい・・・
というわけで銀座へやってきました。
銀座へは車で行きましたが、意外と駐車場代が安かったです。
ショッピング街だと駐車場もお得なのですかね。
あと銀座は2時間まで無料で止められる駐輪場もあるので便利ですよ。
ハリーウィンストンのビルは銀座にあるほかのビルと同じようにおしゃれな感じで非常に高級そうなイメージです。
さらに、入り口付近に黒いスーツの店員さんが数名いるので、
うわ!入りにくい!
と思いました。
ちなみに外から店内へカメラを向けると、店員さんがすすっと柱の陰に隠れました。
写真を撮る人が多いので、店員さんもそういう対応に慣れている感じです。
ハリーウィンストンのビルに入るにはちょっと勇気が必要だったので、写真を撮ったりして心落ち着かせてから入りました。
ハリーウィンストンの歴史のおさらい
ハリーウィンストンの店内のレビューの前に、ハリーウィンストンについて軽くおさらいしてみましょう。
ハリーウィンストンは1932年創業のブランドです。
創業者のハリーウィンストンは、ダイヤモンド一つ一つの個性が大切であると考え、ダイヤモンドが最大限に輝けるようにデザインとバランスを考えてきました。
その結果ハリーウィンストンの宝石は、ロイヤルファミリーからハリウッドスターに至るまで多くの人々を虜にしています。
その中には、リチャード・バートンがエリザベス・テイラーに贈ったフローレスペアシェイプダイヤモンドや、アリストテレス・オナシスがジャクリーン・ケネディに婚約の証として贈ったレソトIIIなどが含まれています。
ハリーウィンストンのカタログには、ダイヤについてのお話がたくさん書かれていました。
本当にダイヤの輝きを大切にしているブランドなんだなと感じます。
入り口のカウンターで用件を聞かれる
さてハリーウィンストンの店内に入ると、右手のカウンターで用件を聞かれました。
カウンターには黒いスーツを着たスタッフさんが何人かいて、忙しそうにしていました。
あーもしかして混んでるのかな、と思いましたが、早速婚約指輪のコーナーに案内してもらいました。
案内してくれたのは男性の店員さんです。
ブライダルのエンゲージリングコーナーに通される
ブライダルのエンゲージリングコーナーは、入り口からまっすぐ入って奥の部屋でした。
部屋の中央に大きなショーケースが置かれ、周囲には小さなショーケースや相談カウンターなどがあります。
中央のショーケースにまとめて展示してあるようでしたので、まずは真ん中のショーケースをぐるっと回ってみてみました。
一周ぐるっと回ると店員さんが
気に入ったリングはございましたか
と声をかけてくれましたが、値段に気を取られていて指輪をしっかり見れていなかったのでもう1回ぐるっと廻りました。
お店の中は写真撮影禁止
ハリーウィンストンはお店の中では写真の撮影を禁止しています。
店内の写真はNGでも、指輪の個別の写真ならオーケーという店が多かったので、珍しいなーと思いました。
高級ブランドなので、他のお客さんの迷惑になることや、変な写真が流出しないように気を使っているのかと思います。
ですので気に入った指輪があれば、じっくり見て記憶に留めなくてはいけません。
婚約指輪をチェックする/値段がすごい!
ハリーウィンストンのショーケースの一番正面に飾ってあったのは、お値段が800万円もするとても美しいダイヤでした。
最初に目に入ってきたのがそれで、800万円もするので、え?予算100万円だともしかして全然足らない?と焦りました。
横を見たら100万円位の指輪もありましたので安心しましたが。(100万円でも充分高いんですけどね)
一番きれいなものを正面に置いていたみたいです。
ショーケースをぐるっと見ていくと、王道のソリテールデザインやハリーウィンストンリング、ウェストンブロッサムなど有名なものもありました。
ピンクダイヤがわきに添えられているデザインもあり、他のお店で見たピンクダイヤは可愛い印象があるのですが、ハリーウィンストンのピンクダイヤは色が濃いせいか大人っぽい印象を受けました。
ほかのお客さんもちらほらいました
私以外にもチラホラお客さんがいて指輪を見ていました。
海外の人もいて、店員さんが流暢な英語で案内していましたのですごいな~と思いました。
土日でしたが、それほど混んでいるという感じではなかったです。
待たされることもなくスムーズに指輪を見ることができました。
店員さんに気になった指輪を出してもらう
ぐるりと回って気になった指輪を店員さんに出してもらいました。
私の指のサイズに合うものがあまりなかったので、少し大きめなサイズの指輪を出してもらいました。
ハリーウィンストンブロッサム 210万円~
最初に見たのはハリーウィンストンブロッサムです。
北川景子さんの婚約指輪ということで名前を聞いたことあったんですよね。
名前のとおり、お花が開いたようなデザインをしています。
とってもゴージャスな指輪でした。
ただデザインが豪華すぎて、中央のダイヤモンドがあまり目立たないような気がしましたので、これは私のイメージとは違うかなと感じました。
せっかくハリーウィンストンのダイヤを選ぶのなら、ダイヤが目立つシンプルなデザインの方が良いのではと思ったのです。
エタニティ+ダイヤ(パヴェタイプ) 210万円~
一粒ダイヤにリングがエタニティーになった指輪です。
女性らしくて華奢な雰囲気でした。
フルエタニティーではないのですが、ハーフエタニティーとも違ってリングの70%ぐらいにまでダイヤが付いていました。
ハーフエタニティだと半分ぐらいですよね。
ハリーウィンストンの指輪はしっかりと指の裏側までダイヤがきらめきます。
ソリティア 0.5カラット 120万円~
ショーケースにある中でも一番シンプルなソリティアの0.5カラットです。
シンプルなデザインですが、ハリーウィンストンのダイヤが美しいのでとても綺麗な指輪でした。
私はこの指輪が一番気に入りました。
店員さんも、
ダイヤの美しさを楽しみたければこのシンプルなデザインが一番お勧めです
と言っていました。
ソリティア0.7カラット 160万円~
同じソリテールの0.7カラットも見せてもらいました。
0.5カラットよりもやはり存在感がグッと増します。
もうほんとにダイヤが綺麗です。
お店の照明に何か仕掛けがあるんじゃないかと思うくらい。
店員さん曰く、
予算が許すのならなるべく大きいカラット数を選んだほうが良いです
との事でした。
確かに、デザインに凝るよりもカラットをあげたほうが良いというのは、ハリーウィンストンのダイヤの輝きを見ると納得ができました。
ハリーウィンストンリング 120万円~
指輪の横にハリーウィンストンのHとWの文字がデザインされた指輪です。
こちらも少し気になったので見せて貰おうとすると、店員さんが
こちらの指輪はお客様はあまり気に入らないと思いますよ。
と言いました。
今まで私が気になるといった指輪のデザインは華奢で繊細なものが多く、一方ハリーウィンストンリングは爪が4つの四角い形でしっかりした指輪なので私の好みではないだろうという話でした。
短い間にお客さんのことをよく観察してるんだなと思いました。やりますね…
そして店員さんに言われたとおり、実際手にとってみるとハリーウィンストンリングはちょっと自分のイメージとは違いました。
ダイヤの輝きがすごい!800万円もするダイヤ
冒頭でも少し述べた800万円のダイヤについても店員さんからお話を聞きました。
ハリーウィンストンはダイヤにこだわっていて、使われるダイヤは10万個に1個のとっても希少価値の高い美しいダイヤです。
ダイヤだけを買いに来るお客さんもいるのだとか。
その中でもさらに美しいダイヤで作られたのが、正面に展示されていた800万円のダイヤの指輪でした。
店員さんも、
この指輪を買うのなら身につけずに飾っておいた方が良いです
と指輪の存在価値を覆すようなことまで言っていました。
まぁ確かにそうですよね。
突然彼氏が予算をアップした
ハリーウィンストンのダイヤの輝きに当てられたのか、突然彼氏が
予算を150万円にアップする!
と言い出しました。
100万円でも渋っていたのに、どうしたんだ??と驚きの目でつい彼氏を2度見してしまいました。
彼氏は品質のよいものにはお金を惜しまない性格なので、もしかしたらほんとにハリーウィンストンの指輪が欲しくなったのかもしれません。
あとから聞いたら、雰囲気に流されてしまっただけのようですが。
店員さん曰く、予算を上げるのならやはりカラット数の大きいものを検討したほうが良いとのことです。
指輪のデザインではなく、純粋にダイヤで勝負してるんだなぁと感じます。
写真はNGとのことだったので一生懸命記憶する
店内は写真撮影禁止ですし、個別の指輪の写真もダメとのことでしたので、目を皿のようにして指輪を眺めて一生懸命記憶しました。
でもやはり一番記憶に残ったのはシンプルなソリテールのデザインです。
細かいデザインの部分は忘れてしまってもダイヤの輝きは今でも覚えています。
ほんとに綺麗でした。
クリスマスの時期は混むのでお早めにとのことでした
指輪を堪能させていただいた後は、カタログをもらって帰りました。
指輪を購入したら3週間ほどで出来上がるそうです。
またクリスマスの時期はもっと混雑してダイヤもどんどん売れてしまうので、お早めにとの事でした。
ハリーウィンストンの店員さんの婚約指輪アドバイス
店員さんから指輪を選ぶ時のアドバイスもいただきましたので、まとめて紹介したいと思います。
指輪のお店をめぐっていると、店員さんにアドバイスを頂くことも多いのですが、ハリーウィンストンの店員さんのアドバイスは確かにその通りだなと思うことも多く、役に立ちました。
ダイヤの知識よりも自分で見て綺麗なものを選んだほうが良い
お店に入って初めのうちは、ダイヤの品質についての質問などをしていたのですが、店員さん曰く
そういうダイヤの知識よりも自分で見て綺麗なものを選んだ方が良いです
と言われました。
いろいろ指輪を見て回って頭でっかちになっていたので、これは目から鱗でした。
一つ一つのダイヤには個性があるので、4Cの基準ではなくやはり最終的には自分の目で見て感じ、良いと思ったものを選ぶのが一番です。
確かにそうかもと思ったので、それ以降ダイヤの品質について質問するのはやめておきました。
リングのデザインよりも石が大切
次に指輪のデザインについても質問していたらこんなことを言われました。
「リングの地金(デザイン)部分は人が作ったものなのでどうにでもなる。
でもダイヤは天然なのでその美しさは人がどうこうできるものではない。
なので手を加えやすいデザインよりも、ダイヤを優先したほうがよい」とのことです。
これを聞いてたしかにと思ったので、その後デザインについても何も質問しませんでした。
この店員さんは、ハリーウィンストンの店員である以上にかなり信念を持ったアーティストな気がします。
小手先の技巧ではなく、心でダイヤの美しさを感じろ!と熱く言われた気持ちがしました。
ハリーウィンストンのダイヤは10万個に1個の輝き
肝心のハリーウィンストンのダイヤモンドですが、店員さん曰く10万個に1個ぐらいしか取れない希少なダイヤを使っています。
カラーやクラリティーは上質のものを使っていますし、ダイヤモンドの4C基準では計りきれないダイヤの美しさを独自の計算式でチェックしているようです。
ダイヤについてはこちらの記事にもまとめましたので参考にしてみてください。
ダイヤだけ買いにくる人も
婚約指輪として完成された形ではなく、ダイヤモンドのルースだけを買いに来るお客様もいるようです。
確かに、
指輪を見たい!
といったときに、
ダイヤモンドをご覧になりますか、それとも指輪ですか?
と聞かれました。
ダイヤの4Cは実は結構幅が広く、同じ評価でも実際に見ると随分違うということもあります。
ハリーウィンストンは4Cだけでなく独自の審査基準がありますので、ハリーウィンストンで扱っているダイヤはまず間違いなくきれいです。
ハリーウィンストンの指輪って高いなぁ、ブランド料が高いんだろうなと以前は思っていましたが、このダイヤの安心料という意味合いも強いのだろうと実際にダイヤを見て思いました。
ダイヤを楽しみたいのならやはりシンプルなデザイン
芸術家肌の店員さんのオススメは、シンプルなデザインだそうです。
やはりハリーウィンストンで扱ってるダイヤは美しいので、そのダイヤをより目立たせるためにもシンプルなデザインがオススメなのだそうです。
まさにその通りで、実際に見てみると豪華なデザインよりもソリテールのシンプルなデザインが一番美しかったです。
一番ダイヤの極上の輝きを楽しめるデザインです。
値段をチェックするのは後からで良い
アーティストの店員さんはさらに言いました。
値段をチェックするのは後からで良いので、まずは自分の感性のままにきれいだと思う指輪を見つけることが大切です。
ハリーウィンストンは値段がべらぼうに高いので、ついつい値札をチェックしてしまいますが、一旦それは捨てて何もないまっさらな気持ちでダイヤをみるのです。
筆者は違いのわからない人間ですが、店員さんにアドバイスいただいた通りそれ以降は値段を気にせずダイヤの綺麗さを堪能するようにしてみました。
そうすると、指輪探しがもっと楽しくなります。
ハリーウィンストンは細かいデザインではなくダイヤの輝きで勝負している
指輪のお店にはそれぞれのお店の持ち味がありますが、ハリーウィンストンの場合それはダイヤです。
正直ブランド名かなぁと思っていたのですが、そうではなくて圧倒的にダイヤなのです。
ハリーウィンストンだったら美しいダイヤしか取り扱っていない、下手なものを掴まされることはないという安心感が結果的にハリーウィンストンのブランド名を挙げているような気がします。
(もちろんブランド戦略も立てていると思いますが)
おそらくかなりの玄人でしたら、ハリーウィンストンに頼ることなく自分の目利きで美しいダイヤを買うことはできるでしょうが、一般的には難しいです。
だれでも確実に美しいダイヤを手に入れられる、そんな保証を与えてくれるのがハリーウィンストンなのかなと思いました。
ハリーウィンストンの婚約指輪を見た感想
最後にハリーウィンストンの婚約指輪を見た感想もまとめてみました。
ダイヤがきれい
記事の中でも何度も言っていましたが、ダイヤモンドが綺麗でした。
ご機嫌うるわしゅう。わたくし、ダイヤモンドでございますわ!
という感じで存在感が半端ないです。
こんな綺麗なダイヤモンドが手元にあったら、毎日元気をもらえること間違いなしです。
これは実際に見た方が早いと思いますので、気になる方はぜひ店頭へ足を運んでみてください。
金銭感覚が狂う
人というのは不思議なもので、高い値段のものを見続けると金銭感覚が狂ってきます。
最低価格100万円からのハリーウィンストンの指輪を見ていると、数分で頭がハリーウィンストンモードになってきます。
ハリーウィンストンの指輪を見た後に、他のお店の指輪も見に行ったのですが、あまりの値段の違いに思わず安っ!と口に出してしまいました。
金銭感覚が簡単に狂ったのが面白かったので、その後帰り道でも彼氏といっしょにハリーウィンストンモードが発動したとか言って少し遊んでいました。
ハリーウィンストンモード!!(周りのものが全て安物に見える不思議な現象)
やはり指輪を見てるとテンションも上がりますし懐も緩くなってきますので、その場で即決せずに家に帰って冷静になって考えるのがお勧めです。
予算オーバーで買うつもりはなかったけれど欲しくなった
もともと予算は30万円ぐらいで探していましたので、ハリーウィンストンの指輪は完全に興味本位で見学に行きました。
購入するつもりはなかったのですが、実物を見てみるとダイヤの美しさにいいなあ欲しいなと思うようになりました。
正直自分の貯金を足して買っちゃおうかなとも考えました。
一生使うのであれば、ちょっとぐらい高くてもいいかな
とか、
きれいなダイヤモンドを見て元気になって、その分稼げばいいじゃない
とかいろいろ頭をよぎりました。
ほかにも指輪のお店は見ていく予定なのですが、もしかしたら最後にはフラフラと買ってしまうかもしれません。
ダイヤの魔力は強いですね。
写真がとれないので時間とともに記憶は薄れ美化される
ハリーウィンストンの指輪は写真を撮れないので、時間がたつにつれだんだんと忘れていきます。
指輪のデザインの部分はもうあまり覚えていません。
でも、ダイヤはすごく輝いていてきれいだったなーという印象だけは覚えています。
写真を撮れないと聞いた時はえーと思いましたが、時間が経つにつれ、
思い出の中の美しいダイヤ・・・
みたいな感じに美化されていきますので、これはハリーさんの戦略なのかも思いました。
ハリーウィンストンの婚約指輪は値段が高いけれどキラキラだった!石の存在感がすごい
まとめとしてはハリーウィンストンに婚約指輪を見に行って楽しかったです。
高いから恐れ多いと思っていたのですが、勇気を出して行ってみて良かったです。
ダイヤの美しさは自分の心で感じることが大切ということも教えてもらいました。
キラキラギラギラのダイヤをお探しの方は是非ハリーウィンストンへ行ってみてください。
とても美しいダイヤがあなたを待っていますよ。