イタリアのフィレンツェのヴェッキオ橋には金細工のお店があってたくさんあって楽しいよ!
と友人。
今度イタリア旅行に行くというと教えてくれました。
話を聞いてみると橋の上に宝石屋さんがたくさん集まってとても豪華なのだそう。
せっかくオススメされたのでヴェッキオ橋!行ってきました!
宝飾品がたくさんあるので普通のお買い物はもちろん、婚約指輪や結婚指輪を買いに行っても楽しいですよ~
ヴェッキオ橋はどんなところ?
ヴェッキオ橋はヴェッキオ宮殿へつながる大きな橋です。
橋は2階建てになっていて、1階は貴金属などの店が並ぶ通り、2階は美術館になっているようです。
ヴェッキオ橋はメディチ家の人が地上に降りなくても宮殿を行き来できるように作られました。
VIP用の2階があるなんて豪華ですごい橋ですよね。
金細工や宝石店が集まっている場所
ヴェッキオ橋には金細工や宝石店がたくさん集まっています。
最初話を聞いたときは
橋の上だし、出店みたいな感じかな?
と思いましたが、実際は橋の上にちゃんとした建物の小さな店がたくさん並んでいます。
橋の上のほとんどすべての店が宝石や時計、アクセサリー、カメオなど高級な貴金属を売っているので橋の上には宝物が溢れています。
昔の建物なので、おとぎ話にでてきそうなとっても素敵な雰囲気。
店の奥にものづくりの妖精や小人がいたとしても違和感なさそうです。
以前は肉やなめし皮を売る店が多かった
キラキラの宝物で埋めつくされている橋ですが、ガイドブックによると以前は肉やなめし皮を売る店がほとんどだったそうです。
でも肉や皮が沢山置いてあると血の独特の匂いがするんですよね。
メディチ家の人々はその匂いを嫌い、肉屋ではなく宝石屋をおけ!と命じて今のヴェッキオ橋の姿になったそうです。
一言でお店を総とっかえできるなんて、当時のメディチ家の強さを感じさせられます。
追い出された肉屋や革屋はどこへ行ったのでしょうね。
そういえば、ヴェッキオ橋の近くには革製品を売るお店がいくつかありました。
もしかしたら橋を追い出されたお店の名残なのかも。
映画「インフェルノ」にも登場
映画ダビンチコードの続編、インフェルノにもヴェッキオ橋は登場しています。
旅行から帰ってきてインフェルノを見てみたら、ヴェッキオ橋からヴェッキオ宮殿までたくさん映っていて、
お!ここ行った、懐かしい!
となりました。
テレビを見て行ったことがある場所がうつるとグッと親近感が湧きますよね。
ちなみにインフェルノの前半はフィレンツェのかなり限られた場所で繰り広げられていることがわかりました。ヴェッキオ橋とかヴェッキオ宮殿とか、ほんとすぐ近く。
これも実際に行ったから実感がわきました。百聞は一見に如かずですな。
東京ディズニーシーにもヴェッキオ橋がある
東京ディズニーシーにもヴェッキオ橋をモデルにした橋があるそうです。
えー?そんなのあったっけ?
と思いましたがよく調べてみたら、いつも通るときに素敵な雰囲気と思っている場所でした。
【ディズニー雑学】
TDRでもっとも長い橋はシーの『ポンテ・ベッキオ』ですが
これはイタリアの実在のベッキオ橋をモチーフにしているんです✨#ディズニー pic.twitter.com/4Aj5bHyIVB— ☆ディズニー豆知識情報アカウント★ (@p665TbxNjNZyLbl) April 25, 2016
ヴェッキオ橋をモデルにするとは、ディズニーもかなり目の付け所が良いです。
でもどうせなら、橋のところに小さなアクセサリー屋さんをたくさん置いたら良いのに…なんて。
ポンテベッキオというブランドはヴェッキオ橋由来
有名なポンテベッキオというブランドがありますよね。
このブランドの名前はヴェッキオ橋から来ています。
ヴェッキオ橋がオリジナルということですね。
ちなみに、このポンテベッキオのブランドの本店がヴェッキオ橋にあるのでは?と思っていましたが、本店は無いそうです。
あくまでブランドのモデルになっただけみたいですね。
ヴェッキオ橋とは古い橋の意味
ヴェッキオ橋(ポンテベッキオ)とはイタリア語で古い橋という意味です。
ストレートな名前なんですね。
これ名づけたのはいつなんだろう?名付けたときには既に古い橋だったということですよね。
このヴェッキオ橋を今まで数々の歴史上の偉人が通ってきたのかと思うと、感慨深いです。
戦時中唯一破壊を免れた奇跡の橋とも言えます。
古い橋だからこそ、昔にタイムスリップしたような素敵な雰囲気を味わえます。ディズニーシーもマネして作るし、ブランドの名前にもなるし大人気の橋ですよね。
ヴェッキオ橋の所在地
ヴェッキオ橋は花の都フィレンツェにあります。
最寄り駅は、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅です。
ヴェッキオ橋はアルノ川にかかる大きな橋です。
周辺にはヴェッキオ宮やウッフィツィ美術館、ピッティ宮、アルジェント国立博物館、ドゥオーモなどの観光名所があります。
観光地がぎゅっと詰まっていますので、散歩するだけで面白い場所です。
ヴェッキオ橋へ行くまで
待ちに待ったフィレンツェ!そして宝石がたくさんあるヴェッキオ橋!
楽しみにして迎えましたが、行くまでに結構大変だったことも。
バスチケットが買えない
バスに乗るにはバスチケットが必要です。
チケットは町の中にいくつかあるタバッキーというたばこ屋さんで購入できます。
しかし、私がヴェッキオ橋に行ったのは日曜日。
タバッキーほとんどお休みだったんですよね。
そのためチケットを買えず、バス車内で買おうと思っても売り切れなので売れないと言われ途方にくれました。
チケットの自販機をどこかに置いて欲しい!
チケットなしでバスに乗せてもらう
困っていたら、バスの運転士さんがチケットなしで乗せてくれました。
しかしバスの中では運転士さんとは別に抜き打ちでチケットチェックが行われるようです。
見つかると高額な罰金が取られるので、乗っている間ヒヤヒヤでした。
でも考えてみたら日曜日は抜き打ちチェックの人はお休みなのかもしれません。
一本前の橋で降りて歩く
ヴェッキオ橋の1本前のグラツィエ橋というところで降りて歩きました。
少し離れたところからヴェッキオ橋の全景を見られましたので、感動!
個人的には京都の三条大橋よりすごい。
ヴェッキオ橋は話に聞いていた通り2階建ての橋です。
2階のある橋って初めて見たので、これどうなっているんだろう??と構造が謎でした。
ヴェッキオ橋をぶらっと散策してみた/高級アクセサリー店がたくさんあって豪華!
ヴェッキオ橋に到着!南側から橋を歩いてみることに。
その日は雨でしたが、たくさんの人がいて賑わっていました。
橋の両端に宝石屋さんがずらっと並び雰囲気が出ています。
3往復ぐらいしてウィンドウショッピングを楽しむことにしました。
商店街みたいで楽しい
ヴェッキオ橋の店舗は例えるなら、商店街の1つずつのお店を小さくしてアンティーク(中世風)にしたような感じです。
ハイセンスな商店街を歩いている気分でとても楽しいです。
そんなお洒落な場所でショッピングを楽しんでいる自分もこだわりのあるお洒落人間に思えてくるから不思議。
ゴールドのアクセサリーやカメオ、高級ブランドなどが並ぶ
ヴェッキオ橋の上の小さなお店にはそれぞれショーウインドーがあってたくさんのアクセサリーやカメオ、高級ブランド品、腕時計などが展示されています。
ロレックスの腕時計が置いてあって、おおこれが噂のヤーさんが即金性が高いからといって買い求めるロレックスかと思いました。
カメオもいっぱい置いてあって可愛いんですよ。
伝統的なデザインから、これは新進気鋭のデザイナーが作ったに違いないという新しい感じのものまでいろいろありました。
ディズニープリンセスっぽいカメオが欲しかったんですけれども、明らかに超高級そうだったので値段も聞かずに諦めました。
値段は書いていないので店員に聞く/なぜ値札が裏返しに??
貴金属を見て気になるのはお値段!!
素敵だけどこれっていくらぐらいなの??
ヴェッキオ橋ではそう簡単に値段を教えてくれません。
丁寧に値札は裏返して見えないようになっているんですよ。(比較的お手頃なものは値札がついていたりしますが)
値段を知るにはお店の中に入って店員さんに聞くしかありません。
ちょっと敷居が高いですが、値段を聞いてもガッツリ営業されることはないので(営業されても営業トークが分からなかったりする)気になるものがあれば気軽にこれいくらと聞くのが吉ですよ。
実際周りの人もハウマッチ連呼していました。
お店はかなり小さい
ヴェッキオ橋の上のお店なので一つ一つのお店はかなり小さいです。
京都の先斗町とか昔の長屋みたいなものを連想してもらえるとよいのかも。
スペースもそれほどなくてお客さんが3、4人入ると窮屈な感じです。
まぁ単価が高いので、お客さんがたくさん来ることは想定されてないのでしょうね。
客単価が気になるところ。
お店一つ一つは小さいですが橋の上にはたくさんお店があります。
こんなにお店があってしかも2階建てでベッキオ橋は崩壊しないのかしら。
古い橋だけどなかなか頑丈ですね。
ポンテベッキオはヴェッキオ橋にはない
ポンテベッキオというブランドがありますよね。
日本でも有名なブランドです。
ポンテベッキオはヴェッキオ橋という意味なので、このブランドの本店はヴェッキオ橋にあるに違いないと思い探しました。楽勝で見つかるだろうと。
でもね見つからなかったんですよ。
急遽ネットで調べてみると、ポンテベッキオはヴェッキオ橋をモデルにしていますが、本店はヴェッキオ橋にはないそうです。
ぐぬぬ。ちょっと楽しみにしていたのに。
結構間違える人が多いらしく、店員さんや地元の人はよく質問されるそうです。
カメオの最低価格を探す
貝殻細工の美しいカメオがたくさんあるので、そうだ、親にプレゼントしようと思い一番安そうなカメオを探しました。
カメオも大きいものから小さいものまであり、おそらく小さいものだったら安いだろうと恐る恐る店員さんに値段を聞いてみました。
300ユーロ。
うーむやはり一番小さいものでもそれぐらいですよね。
他のお店では、小さくて100ユーロのものも見つけました。
おそらくこれが最低価格ですかね。
ただ、細工の出来が良くなかったので今回は見送りしました。
わりといいお値段するので、本人に希望を聞いて買いにきた方が良いですね。
個人的にはディズニープリンセスのような感じのタッチのカメオが気になっていましたが、あれはびっくりするほど高いんだろうなぁ。
とは言えヴェッキオ橋はカメオを安く買える場所でもあります。(他で買うもっと高い)
そのため気に入ったカメオがあって予算内ならさっさと買ってしまうのが良いと思われます。
きれいなブローチを購入する
せっかく来たので記念に何か買いたいなと思い、きれいな虹色の蝶々のブローチを購入しました。
こちらが70ユーロ位でした。
鮮やかな色で見てると元気になれそうです。
でも買ったあとよく見てみると、ブローチではなさそう。
どうやって使おうこれ。カバンにつけようかな。
ヴェッキオ橋の夕日は綺麗らしい
地球の歩き方によると、ヴェッキオ橋から見える夕日は超絶景らしいです。
ですが行った日はあいにく曇り空。
夕方までいたので時間的には合っていたのですが夕日を見ることは叶いませんでした。
ちなみに夕日がきれいな場所は真ん中!ヴェッキオ橋のちょうど中央のところが開けていて、見晴らしが良くなっているのですよね。
夕日は見れませんでしたが、橋の上からの気持ちいい風景は堪能できました。
写真撮ってる人も多かったですよー。
ヴェッキオ橋の2階へ上がる道はよくわからなかった
ヴェッキオ橋の2階へ上がる道はよくわかりませんでした。
後から聞いたところによると、美術館から繋がっていて入れるようです。
映画インフェルノではヴェッキオ橋の2階をとおっているシーンもありました。
メディチ家の人々がとるVIP通路なので景色も良いのだろうなと思います。
ヴェッキオ橋ほんとに楽しかったです! 買い物好きな人にはたまらない橋
ヴェッキオ橋からの帰り道
蛇足的になりますが、ヴェッキオ橋からの帰り道のことも少し。
カバン屋さんで小さいカバンを買う
ヴェッキオ橋の近くには革製品のお店が結構ありました。
これも、昔ヴェッキオ橋に肉やなめし革のお店があった名残??
皮製品は安かったです。
すごく小さいカバンが欲しかったので店頭にかかっていた色とりどりのカバンを1つ買いました。
小ぶりでまさに欲しいサイズ。そしてティファニーブルーぽい。
これで10ユーロでした。安いですよね~
ヴェッキオ橋へ行ってきた感想
行ってきたばかりですがまたヴェッキオ橋に行きたい!とまぁはやる気持ちは置いといて、ヴェッキオ橋行ってきた感想をまとめてみました。
ウィンドウショッピングがすごく楽しい
ヴェッキオ橋の楽しさと言えばなんといってもウインドウショッピング。
しかも飾られている商品がキラキラの高級品ばかりなので目が輝いてしまいます。
たくさんのお店があるにもかかわらず、ショーウインドーは小さいのでいろいろな種類がいっぺんに見られます。
お店の中に入らなくてもショーウインドーでたくさんの商品が見られるのがありがたい。
店員さんは基本的に話しかけない限りは話してこないので気兼ねすることなくじっくり見ることができます。
ちなみに店先のウィンドウを覗く人は年齢は様々なのですが、実際にお店の中に入っていくのは中高年のカップルが比較的多いです。
この辺の人間観察もちょっと面白い。
小さなお店がたくさんあって可愛い
ちっちゃなお店がたくさんあると細々していて可愛いんですよ。
高級品に興味がなくても、中世の雰囲気やオシャレなものが好きな人は絶対刺さると思います。
お店そのものや橋の雰囲気などもひっくるめて素敵なのです。
ここから壮大なファンタジー物語が始まってもおかしくない!実際映画の舞台にもなっていますものね。
お店が閉まるのが早い
ヴェッキオ橋のお店は閉まるのが早いです。
夕方夜ぐらいにはガラガラと戸を下ろしてしまいます。
日本だとお寺の周辺のお土産物屋さんって閉まるのがすごく早いですよね。
あんな感じです。
観光客に優しいとはいいにくいのですが、媚びない感じも好きだったりします。
観光客向けのお土産屋さんは少ない
周辺には観光スポットが密集していますし、ヴェッキオ橋は、The観光地なのですがよくある観光客向けのお土産屋さんは少ないです。
少ないというか、橋の真ん中にあるお店1つだけです。
他はどの店もガチで高級アクセサリーを売っていて、これお土産でくばるのに最適♡みたいなお手頃価格のものはあまりないです。
ヴェッキオ橋はお土産を買う所ではなく、ちょっと高級な自分へのご褒美や恋人、パートナーへのプレゼントなどを買うところなんでしょうね。
並んでいる貴金属は数千円から数百万円くらい?
並んでいる貴金属のアクセサリーは値段もまちまちです。
一番安いものだと数千円のピアスや指輪などもありました。
大きなダイヤや高級ブランドの腕時計もおいてありましたので、高いものだときっと数百万はするはずです。
ヴェッキオ橋を店ごと鑑定したら恐ろしい額になりそうです。
タックスフリーで購入できる
お店で値段を聞いているとどこの国から来たの?と聞かれ日本と答えるとこれだけ安くなるよと言われました。
つまりタックスフリーで購入できるということですね。
通常よりも少しお得に買うことができます。
ヴェッキオ橋は一度行く価値あり
フィレンツェへ行ったらヴェッキオ橋は1度行く価値があります。
ヴェッキオ橋を渡ってヴェッキオ宮殿見学という王道コースはいかがでしょうか。
中世の雰囲気にどっぷり浸れること間違いなしです。
最初は金細工のお店がいっぱいあってもどうせ買わないだろうしそんな楽しめないかもと思っていましたが、実際に行ってみるとその雰囲気の良さに夢中になって店のショーウインドーを覗きまくってしまいました。
新婚旅行を兼ねて結婚指輪を買いに行くのもよさそうです!