恋する女性の誰もが憧れる婚約指輪。
けれど、憧れてはいるものの、どんなデザインがあるのか、どのデザインが自分に合うのか、なかなかわからないですよね。
そんな貴女に、今回は婚約指輪の王道「立て爪」のデザインをご紹介します!
王道である「立て爪」のデザインを知ることで、貴女の婚約指輪選びがグッと前進しますよ!
「立て爪」の良さはもちろん、「立て爪」を選ぶ際の注意点などについてもまとめました。
婚約指輪の定番!立て爪のデザイン
婚約指輪のデザインと言えば、指輪の中央にダイヤモンドが1つセッティングされているものを思い浮かべる人が多いはず。
このデザインがいわゆる「立て爪」というデザインになります!
え、それってちょっと、定番すぎるんじゃない?
いえいえ!そんなことはありません!
立て爪は、実はとても奥が深いデザインなんです。
だからこそ多くの方に選ばれ、定番になるほどの人気なんです。
では、一体立て爪とはどんなデザインなのか、詳しく解明していきましょう!
立て爪のデザインってどんなもの?
婚約指輪のメインはやはりダイヤモンド。
ダイヤモンドをリングに留める方法にはいくつか種類がありますが、その方法の一つが「立て爪」になります。
そもそも、爪ってなーに?
ダイヤモンドを支える細い地金のことを「爪」と言います。
爪の数は通常2本から6本程度で、この爪の本数によって指輪の印象も変わります。
立て爪のデザインでは、ダイヤモンドを爪で持ち上げるように立体的にセッティングしています。
ダイヤモンドの輝きが引き立ち、シンプルで凛とした美しさがありますね。
親世代から長く愛されているデザイン
一昔前の世代は立て爪の婚約指輪が主流でした。
貴女のお母様の婚約指輪も、立て爪のデザインのものかもしれません!
ちなみに、筆者もその1人!母親の婚約指輪が立て爪でしたので、長年立て爪の婚約指輪に憧れておりました。
長く愛されているからこそ、誰が見ても一目で婚約指輪だとわかる王道なデザインということになります。
爪なしの指輪との違い
立て爪のデザインをご紹介しましたが、なんと爪の無いデザインもございます!
こちらはリングのアームによって、ダイヤモンドを包みこむようにセッティングしています。
アーム自体がダイヤモンドを留めているので、側面から見た時の印象がかなり違います。
また、ひっかかりも少なくなるので、日常使いがしやすいですね。
また下の写真のようにリングにダイヤが埋め込まれているデザインもあります。
ぶっちゃけ立て爪の婚約指輪はダサイ??
親世代のイメージもあるし、立て爪ってもしかして古臭い?
そんなことは全くありません!
立て爪の婚約指輪は現在でも根強い人気があります。
定番のデザインになるのには、ちゃんと理由があるんです!
その理由について、これからご説明しますね!
立て爪は光が入りやすくダイヤを一番綺麗に見せる
ダイヤモンドをきれいに見せることを考えた時、立て爪は1番ふさわしいデザインになります。
一生に一度の婚約指輪。
せっかくですからダイヤモンドが綺麗に見えるものを選びたいですよね。
そう思った貴女には、立て爪のデザインを自信を持っておすすめいたします。
なぜ立て爪がダイヤモンドをきれいに見せるかと言いますと、ダイヤモンドを留める爪の間から、光がたくさん入るからなんです。
ダイヤモンドは露出している部分が多ければ多いほど、光をたくさん吸収でき、それを反射してきらきらと輝きます。
ですから、立て爪の婚約指輪はダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すデザインなんですね。
高級ブランドでも立て爪の婚約指輪が多い
なんと、高級ブランドのティファニーでも立て爪の婚約指輪は大人気!
他にも、カルティエやハリーウィンストンなどの海外高級ブランドでは、指輪の中央にダイヤモンドが1つ留められた王道デザインの婚約指輪が必ずあります。
ここでは、高級ブランドが提案する婚約指輪を3つご紹介いたします!
ティファニーの立て爪の婚約指輪~ティファニーセッティング~
不動の人気を誇るティファニーセッティングの婚約指輪です。
そして、立て爪の婚約指輪の代表格です。
こちらの6本の立て爪のダイヤモンドセッティングは、およそ130年前にティファニーが生み出したデザインで、ティファニーセッティングと呼ばれています。
立て爪が目立ちにくく、ダイヤモンドの輝きが引き立つデザインです。
だからこそ世界中の人々から愛されているんですね。
カルティエの立て爪の婚約指輪~1895 ソリテール リング~
カルティエの婚約指輪「1895 ソリテール リング」です。
カルティエのクラシックコレクションの1つで、1895年から存在している歴史のある婚約指輪です。
「ソリテール」という言葉は「中央にダイヤモンドを一石留めたデザイン」のことで、まさに王道のデザインを表します。
ちなみに1895 ソリテール リングは厳密に言いますとカレドラルセッティング(※後述)というデザインです。立て爪をリングから伸びたアームが支えているのが特徴です。
ハリーウィンストンの立て爪の婚約指輪~ラウンドソリティアリング~
ハリーウィンストンの婚約指輪「ラウンドソリティアリング」です。
先ほどのカルティエの指輪の「ソリテール」とこちらの「ソリティア」、どちらも同じく「中央にダイヤモンドを一石留めたデザイン」という意味になります。
時代に左右されないデザインだからこそ、このように多くの高級ブランドで取り扱われているんですね。
ちなみにこちらもカレドラルセッティングというデザインになります。
究極の選択!立て爪は高い方がいい?低い方がいい?
立て爪の中でも、爪が高めに作られているもの、低めに作られているものがあります。
究極の選択に思えますが、どちらが良いかはお好みに合わせて選ぶのが一番です。
早速、それぞれの良さについて説明いたします!
爪は高いのがいい?低いのがいい?どっちなの??
爪が高いとダイヤがキラキラ輝く
爪が高いものは、ダイヤモンドの存在感が強くなるので、とても華やかです。
また、ダイヤモンドの下の部分が隠れず、しっかり光が入るので輝きが増します。
ダイヤモンドならではのきらきらとした輝きを贅沢に味わいたい方は、爪が高いものを選ぶのがベストです。
爪が低いと普段使いしやすい
爪が低いものではダイヤモンドの輝きが控えめになってしまいますが、ひっかかりは少なくなるため、普段使いがしやすくなります。
彼からもらった大切な結婚指輪、壊してしまうことをおそれて、箪笥の肥やしにしてしまうのは寂しい…。
そんな方にはぜひ爪が低いものを選んでいただくのがおすすめです。
これなら普段からスムーズに使っていただけますね!
ティファニーセッティング(爪が高い)とティファニーハーモニー(爪が低い)の違い
有名な例を挙げると、爪が高いティファニーセッティングと爪が低いティファニーハーモニーの2つで悩む人は多いです。
ティファニーセッティングは立て爪によってダイヤモンドを留めていますが、ティファニーハーモニーは「カテドラルセッティング」というセッティングを施しています。
カテドラルセッティングを簡単に説明すると、爪だけでなくアームによってダイヤモンドを支えてセッティングする方法です。
そのため、安定感が高く、ひっかかりが少ないことが特徴です。
(ちなみに先ほどご紹介した、カルティエの「1895 ソリテール リング」と、ハリーウィンストンの「ラウンドソリティアリング」はどちらもこのカテドラルセッティングの指輪になります)
ティファニーセッティングは立て爪で高さがあることから、ダイヤモンドの存在感を際立たせます。
ですから、パーティなどの華やかな場面にぴったりでしょう。
安定感が高いティファニーハーモニーはひっかかりが少ないので、普段からたくさん婚約指輪を付けたい方におすすめです。
立て爪の婚約指輪を選ぶ時の注意点
立て爪のデザインが気に入ったそこの貴女!ちょっとお待ちください!
立て爪の婚約指輪を選ぶ時に、気を付けてほしい点をピックアップしました。
ぜひ以下の点に注意して、指輪を選んでみてください!
普段使いするときは引っ掛かりの少ないものを選ぶ
「爪」という名の通り、爪がシャープに鋭くつくられている指輪もあります。
もし貴女が普段からたくさん婚約指輪を付けたい方でしたら、ぜひ爪が丸みを帯びているものをお選びください!
また、爪自体が細く作られているものも、ひっかかりが少なく、スムーズに使っていただけますよ!
実際に試着して高さが気にならないかをチェック
指輪選びに最も重要なのは、「実際に指に付けてみること」!
指輪選びは服のお買い物ととても似ています。
ディスプレイされた服を見た時の印象と、試着をした時の印象ってかなり違いますよね?
同じように指輪も、デザインの印象、サイズ感、指との馴染み具合い、付け心地などなど、実際に付けることで本当に自分に合うものがわかります。
ぜひお店で、高さが気にならないかチェックしてみてください!
立て爪の婚約指輪にも色々な種類があり!使うシーンを想像して選んでみよう!
立て爪の婚約指輪が定番になる理由、貴女はもうおわかりですね?
婚約指輪のメインであるダイヤモンドを、一番きれいに見せるデザインだからこそ、長い間世界中の人々に愛されています。
また、立て爪のデザインを検討する際は、ぜひご自身のお好みの爪の高さを選んでください!
そのためにも、まずはお店に行って、実際に立て爪の婚約指輪を試着してみましょう!