婚約指輪の全国平均価格は36.5万円です(ゼクシィ結婚トレンド調査2018より)。
しかし貰った婚約指輪を調べてみて、これよりずっと安いとか品質が低くてショックを受けたという方もいます。
もちろん満足度は金額だけでは計れないものですが、やはり人生でも大きいイベントである結婚に関わる物ですので、お金をかけてでもこだわりたい気持ちも捨てきれないでしょう。
なんだか伝えづらくて相手に任せたら、安物を買われてショック……
と後悔する前に、どうすればよいのでしょうか。
婚約指輪が安物!?悲しい…ショック…
安物だからって何がだめなの?と思う方もいるかもしれません。
ですが憧れの婚約指輪がありふれた安物だと、やはり悲しかったりショックを受けたりする方もいます。
結婚後のトラブルにもなることがあります。
ギャッ。私の婚約指輪、安物じゃない…?
しかし高ければよいというものでもありません。
例えば彼女に贈りたい場合、彼女がイメージしている婚約指輪と実物のギャップが大きくないかということが大切です。
安物だと馬鹿にされる?恥ずかしい?
悲しくなるのには、安物だと周りの人に馬鹿にされるかもしれないとの不安もあります。
実際お食事会や結納などでお披露目の機会もあります。
ですが宝石店に務めている人でもない限り、ほとんどの人は指輪の値段はわかりません。
ダイヤの品質もプロが細かく見なければわからないものですし、ポピュラーなデザインで素材も同じなら、ブランドものとそこまでデザインの差異がない指輪もあります。
大切な婚約指輪を安物だからと馬鹿にされたり恥ずかしがる必要はありませんし、気にする必要はありません。
婚約指輪には憧れを持っている人が多い!
結婚を決めた当時の婚約指輪に対する考え(ゼクシィ結婚トレンド調査2017)では、婚約指輪を買った人の理由に最も多いのは、昔から憧れていたというものです。
また彼氏がけじめとして買ってくれたという理由もあります。
婚約指輪は実用性よりも、憧れなど気持ちの面を重視して買った人が圧倒的です。
安物の婚約指輪!状況別対応策を見てみよう
安物でショックを受けてしまった時の対応策を状況別にご紹介します。
まずは買った場合と買っていない場合から。
すでに婚約指輪を買ってしまった場合
もう買ってしまった指輪。
できれば不満に持ち越さず、最終的にハッピーになる結果にしたいですよね。
彼氏に正直な気持ちを伝えよう
婚約指輪が安物であることに引っかかってる場合は、黙ってため込まずに正直に気持ちを伝えましょう。
例えば彼女がジュエリーに詳しくても、彼氏はそうでもなくて婚約指輪選びがかなり難しかったということもありますので、あまり責めるのもよくないですが、結婚後コミュニケーションが必要になる場面は多いです。
今後同じようなことが起こるのは避けたいので、気持ちを伝えておきましょう。
婚約記念品のお返しは値段相応のものにしよう
地域によっては婚約記念品の金額をある程度返すお返しの文化があります。
特に関東地方では、半額程度返す半返しの文化があります。
大体10万円か15万円くらいですが、これは平均価格の婚約指輪の場合なので金額に縛られる必要はありません。
いただいた婚約記念品の半額程度の金額でお返ししましょう。
ほかの部分を豪華にするのもあり
結婚に関わるお金は婚約指輪だけではありません。
婚約指輪が安くても、他の部分を豪華にするのもありです。
例えば
- 結婚指輪
- 結婚式
- 新婚旅行
など、他にもお金をかけられるところはたくさんあります。
安いかどうかより気持ちを大切にしよう
結局は気持ちが大切です。
結婚準備はほとんどの人が初めてなので、誰でも完璧にすることは難しいです。
婚約指輪選びには聞きなれないジュエリー用語が登場するため、相場もジュエリーに接する機会が無いとよく分からないもの。
金額を気にするよりも、まずは一緒に買ってくれたりプレゼントしてくれた気持ちに感謝しましょう。
婚約指輪にこだわらず、お金が増えたタイミングでもっと豪華な指輪を買うのもあり
日本では婚約のタイミングでダイヤの指輪を買うのが一般的ですが、特にその流れに縛られる必要もないはずです。
お金が貯まったタイミングで、自分の好きなもっと豪華な指輪を買うのはいかがでしょうか?
宝石もダイヤだけではなく、ルビーやエメラルドなどを選んでみるのもよいです。
まだ婚約指輪を買っていない場合
まだ買っていないけど、どうしても安物が良いと言われている場合はどうでしょうか。
特に彼氏に買ってもらう場合は、勇気がいりますが、気持ちをはっきり伝えましょう。
婚約指輪の価値は人によって違うと心得よう
夫婦で着けることが多い結婚指輪に対し、婚約指輪は彼女側が着けることが多いです。
彼女は指輪に憧れる一方、彼氏はけじめとして買うことが多く、そこですれ違いやすいです。
例え彼氏がプロポーズで婚約指輪を贈っても、それは相手に喜んでもらいたいからであって、指輪自体への興味があるとは限りません。
中には本当はダイヤにほとんど興味はないし、
同じ婚約指輪を買うならなるべく安いほうがよいのでは?
と多かれ少なかれ思う方もいます。
安物の婚約指輪を買おうとするのを説得するには…
がっかりしてしまうその前に、説得するための方法を見てみましょう。
一番効果的なのは、婚約指輪への憧れを伝えること。
婚約指輪を選ぼうということは、彼女に喜んで欲しいと考えているからです。
他は節約するので婚約指輪にはお金をかけたいなどのバランスを考えるのも大事。
後々の助けになることを伝えましょう。
昔は婚約指輪には「私にもしものことがあったらこれを換金して生活費に充てて」という意味もありました。
ダイヤやプラチナは資産価値が安定しているので、長く使った後でも換金できます。
特に男性はスペックを吟味して選ぶのが好きな傾向にあります。
指輪の店員さん曰く、ダイヤの4Cのスペック選びに没頭する彼氏もたまにいるとのこと。
気がついたら彼氏の方が夢中になっているかも……?
男性と女性では婚約指輪への考え方は違う!我慢して抱え込まずにしっかりと話し合おう
基本的に婚約指輪の背景上男性と女性では指輪への考え方が違うので、わかってくれるはず!と思わず、しっかりと話し合いましょう。
ちなみに婚約指輪への価値観は結婚式への価値観と似ている
結婚式も気持ちの面が大きいです。
例えば婚約指輪で費用重視の彼氏なら、結婚式も費用重視と考えがち。
もし、婚約指輪を購入する段階で感覚が違う?となったら、早めに結婚準備全般について相談して価値観を確認しておきましょう。
安物の結婚指輪でがっかり…なんて気持ちがすれ違わないように話し合いは大切
婚約指輪がどうしても気に入らない場合、買い直したり、リフォームしたり、売るという方法もあります。
ですがその方法に出る前に、なぜ婚約指輪が必要なのかを再考してみてください。
安物でも構わないとか、いらないという先輩花嫁さんも割といます。
やはり一番大切なのは形ではなく気持ちです。
納得して婚約指輪を迎えたいですね。