いつかはほしい!と思っていた婚約指輪。
幼いころから幸せな花嫁の左手薬指に輝く指輪に憧れを抱いていた方も多いのではないでしょうか。
しかし、時代の移り変わりとともに、婚約の証である「婚約指輪」は必ずしも必要ではないと考えるカップルが増えているようです。
定番の婚約指輪以外の婚約の証を用意したカップル、そもそも何も用意しなかった素朴なカップル…いろいろなケースを見てみましょう。
婚約指輪が必要なしと考えるカップルも一定数います
時代の流れなのかな
婚約指輪は必要なしと考える人の割合は?
ゼクシィ結婚トレンド調査によると、婚約記念品がなかった割合は23%です。
婚約指輪にかかわらず、ほかの婚約記念品も用意してないということになります。
全体の2割というのは少数派とはいえど、決して少ない数ではないですね。
婚約指輪を必要なしとする主な理由は?
それでは、実際に婚約指輪を用意しなかった理由をみてみましょう。
ゼクシィ結婚トレンド調査によると、婚約指輪を用意しなかった理由としては以下のようになっています。
詳しく見ていきましょう。
お金がもったいないから:32%
旅行が共通の趣味でであった私たちは、婚約指輪にかけるお金を新婚旅行のグレードアップに使いました。
念願のオーロラ観測に行くことができ、ダイヤの指輪よりも美しい景色を堪能できたことは一生の思い出です(31歳、調理師)
ほかにも、新居の費用にまわしたり、結婚式の費用にまわしたり、指輪代の資金を他にあてるケースが多く聞かれました。
夫婦の貯金等は今後お財布が一緒になる大事な資金です。
何に使うかの価値観はカップルごとに異なりますね。
婚約指輪に意味を感じないから:20.3%
いわゆる晩婚だったので、輝かしい指輪に憧れる年齢はとっくに過ぎていました。
20代の若いうちに結婚していれば婚約指輪買ってもらったかもしれませんが、今はあまりほしいと思いませんでした(35歳、事務職)
婚約指輪に意味を感じないのに、おねだりするのは恐縮してしまいますね。
結納しなかったので必要なかった:20.3%
地元の幼馴染で両家はすでに顔見知りだったこともあり、結納はしませんでした。
披露する場所もないし、私自身指輪は結婚指輪だけで十分だったので特に用意しませんでした(24歳、保育士)
婚約指輪の主な使い道として「結納や両家顔合わせの席での婚約品のお披露目」があります。
この使い道がメインと考える方なら、無理に用意する必要はないですね。
普段身に付けないから:19.8%
看護師として勤務していますので、婚約指輪を身に着ける機会が残念ながらありません。
タンスの肥やしになるくらいなら、必要ないですと彼に伝えました(28歳、看護師)
他に予算がない(18%)でした。
明確な理由を持って必要ないと判断できるのであれば、後から後悔することも少なそうですね。
(参考)ゼクシィ結婚トレンド調査2017
婚約指輪の代わりになるものって何があるの?
婚約記念品とは指輪だけではありません。
婚約指輪以外を選択したカップルは、具体的に何を用意しているのでしょうか?
指輪以外だと何があるんだろ~?
ペアウォッチを購入した
普段からアクセサリーを身に着けないので、婚約指輪をもらっても付けなくなりそう…。
彼に提案して奮発してオメガのペアウォッチをお互いに購入しました。
お店の人に相談して、婚約の記念品ということで小さなダイヤの付いたものを選びました。
毎日身に着けています(32歳、研究職)
お互いに靴を購入した
お互いに新しい人生を歩もうということで、靴を購入しました。
普段は買えないフェラガモで購入し、手入れしながら長く愛用しようと思います。
主人が百貨店の靴売り場で勤務していることもあり、私たちらしい記念品になったかと思います(30歳、美容師)
オリジナルの婚約記念品、そのカップルらしさがでますね。
選んだ経緯が今後の二人の忘れられない思い出になります。
ほかにも、指輪にまわすお金で結婚式を豪華にしたり、ハネムーンに使ったり、授かり婚で生まれてくるベビーのために貯金したり…カップルの数だけ多様な選択肢があるようです。
指輪以外でも素敵な選択肢がたくさんあるね
婚約指輪がないと後悔する?
実際婚約指輪が内藤この先後悔してしまうのでしょうか?納得していても、後から欲しくなったりしてしまうのか?気になるところですね。
本人たちが納得していても女性側の親には配慮が必要なこともあり
親世代では指輪をもらうことが当たり前と考えている場合があります。
親に
婚約指輪はないよ
と伝えると、お相手に貯金がないのではないか等々心配になることもあるそうです。
親世代は、婚約指輪は初任給の3倍なんて言われた時代。
婚約指輪が愛の大きさなんて思っている方も…。
婚約や結婚は家族の祝福があってこそ、きちんと理由を説明したいですね。
後々ほしくなるなんてことも…
今は婚約指輪はいらないと思っていても、あのときもらっておけばよかったと後から後悔するのは避けたいですね。
結婚してからはなかなか婚約指輪をおねだりできません。
婚約指輪が必要なしかどうかは2人でよく話し合おう
今の経済状況ややりたいこと、ライフスタイルなど…いろんな要素があって婚約指輪は不要と考えるカップルがいるのは悪いことではありません。
しかし、本当はほしいけどなんだか恥ずかしくておねだりできない、彼のお財布を考えるとなかなかほしいと言えない、授かり婚だしこれからお金がかかるから我慢しよう、等自分の気持ちを抑え込んでいることはないですか。
後々後悔しないためにも、2人でしっかり話し合うことが大切です。
指輪以外にもいろいろ選択肢はあり!2人に合った形を考えてみよう
婚約記念品といえば必ず婚約指輪を用意する時代ではなくなり、カップルが様々な選択をできるようになりました。
婚約指輪は必要ないと考え、ほかの道を2人で見つけることもとても素敵なことです。
人生で限られた時間である婚約の期間、2人で夫婦になる準備としてじっくり考えながら「婚約記念品」「婚約指輪」について考えてみてはいかがでしょうか。