婚約指輪の宝石といえばダイヤモンドが主流です。
ダイヤモンドの婚約指輪が主流になったのは4,50年ほど前と言われており、それ以前はダイヤモンド以外の婚約指輪もメジャーだったようです。
近年では婚約指輪の種類も豊富になり、特に海外セレブの間で再びダイヤモンド以外の宝石の婚約指輪も増えています。
その中でも人気なのは価値の高い宝石として知られる、ルビーやサファイヤです。
特にルビーはダイヤモンドほどのキラキラした輝きはありませんが、鮮やかな赤い宝石はそれ以上に目を引く魅力があります。
皇室でも皇太子徳仁親王と雅子様のご結婚の際に皇后美智子様からルビーの指輪が贈ら れたようです。
今回はルビーの婚約指輪についてみてみましょう。
婚約指輪にルビーの指輪はいかが?魅力的なルビーの秘密
ルビーはコランダムの宝石です。
コランダムは結晶に組み込まれる、不純物イオンというもので色が変わります。
赤くなればルビー、青色になればサファイヤです。
硬さはダイヤモンドに次ぐ硬度なので、普段使いでも十分に活躍してくれる強度です。
「もうダイヤの指輪を持っている!」とか「人と違う指輪がいい」、「誕生石がルビー」などの理由でルビーの婚約指輪を選ぶ方が多いようです。
ルビーの指輪も素敵よね
ルビーの魅力は個性的なインクルージョン
一般的にルビーはインクルージョン(内包物)が少ないほうが高価とされています。
ただしインクルージョンはルビー1つ1つによって違うので、その形を楽しむのも魅力の1つです。
このインクルージョンのひとつに「アパタイト」というものがあります。
このアパタイトがあるということは、「大理石を母石として育った、ミャンマー産のルビー」というようにルビーの背景や産地が分かります。
宝石が自らの生い立ちのものがたりを語ってくれるようで、とても魅力的に感じます。
また、インクルージョンが六本の線で星を描くように入っているスタールビーなどは珍しいので高価です。
スタールビーはの輝きはシルクインクルージョンによっておこります
ルビーを選ぶ人の割合はどれくらい?
ゼクシィ結婚トレンド調査によると、婚約指輪を買った人のうちルビーの指輪を選んだ割合は0.4%ととても少ないです。
人とは違う婚約指輪を探している方にはピッタリの指輪ですね。
ルビーの誕生月は?
誕生石を理由に宝石を選ぶ方もいらっしゃると思います。
ルビーは7月の誕生石。
誕生日が7月だからという理由以外にも、結婚記念日、2人が出会った記念日、付き合った記念日などが7月という理由で選ばれることもあります。
二人のとっておきの記念日が目に見える形で婚約指輪になるのはとても素敵ですね。
海外でのルビーの指輪事情
海外でも婚約指輪はダイヤモンドが主流ですが、ルビーの指輪を婚約指輪に選ぶケースもあります。
特に海外セレブな間でルビーなどの「カラーストーン」が流行しており、カラット数の大きい天然のルビーを使った婚約指輪が人気のようです。
歌手のジェシカ・シンプソンはなんと5カラットのルビーの婚約指輪だそうです。
5カラットのルビー!!すごい!!!
有名ブランドのルビーの指輪は?
有名な婚約指輪のブランドにももちろんルビーの指輪はあります。
選択肢はいろいろありますよ。
ティファニーのルビーの指輪
ティファニーのルビーの指輪をご紹介します。
スリーストーン
センターにダイヤモンド、サイドにルビー(もしくはサファイヤ)のあしらわれた豪華なデザイン。
ダイヤモンドとカラーストーンの相乗効果で、輝きがより華やかになります。
バンドリング
132,840円(税込み)
ゴールドのリングに小さなルビー(0.09カラット)があしらわれたシンプルでかわいらしいデザイン。
ティファニーのロゴも大きく入っています。
カルティエのルビー&ダイヤのエタニティリングも素敵!
カルティエのパヴェリングにダイヤモンドとルビーを交互にしきつめたエタニティリングがあります。
18Kのイエローゴールドとの組み合わせがとてもすてきです。
ルビーの婚約指輪に関するQ&A、よくある質問
ルビーの婚約指輪に関するよくある疑問、質問をまとめてみました。
ルビーのリングの色は何が合う?
ゴールド、シルバーどちらの色も合わせやすいです。
ただルビーの専門店ではシルバーにあわせているサンプルが多かったので、一般的にはシルバーが多いようです。
ゴールドとの組み合わせも華やかで目を引きますので、どちらも実物をみてみるとよいでしょう。
ルビーの加熱処理と非加熱処理の違いは?
ルビーは美しさを引き立たせるために古くから加熱処理技術が発達しています。
人工処理のしていない非加熱処理のルビーは全体の5パーセント以下です。
天然のルビーも加熱処理しているものがほとんどです。
ピジョンブラッドのルビーって何?
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ミャンマーのコモッグ鉱山で発掘されるとっても貴重なルビーです。
深く透明度の高い濃い赤色、鳩の血に例えられたので「ピジョンブラッド」とよばれています。
ルビーの指輪は傷つきやすいの?
ルビーはダイヤに次ぐ硬さです。
傷つきにくく普段使いも大丈夫ですよ。
婚約指輪はダイヤだけでなくルビーもおススメ!ぜひ選択肢に入れてみては
鮮やかな赤色から宝石の女王とよばれるルビー。
多くの方がダイヤを選ぶ婚約指輪ですが、情熱的な赤色のルビーを婚約指輪に選べば人とは違った特別なものになりますね。
産地によって、加工方法によってさまざまな表情をみせるルビー、ぜひお手にとってみてくださいね。