結婚以来、指輪をずっとつけっぱなしにしている花嫁さんが気になるオシドリーヌさん。

結婚指輪、一日中ずっと着けてますね。外したりはしないのですか?

そう、つけっぱなし。
料理するときもお風呂入るときも寝るときも、指輪いちいち外すのめんどくさいでしょ。
無くすのに比べたら大したことないって。

うーん、面倒なのはわかりますが……
抜けなくなった時のことも考えてみてください。

ぬ、抜けなくなった時のこと!?
怖っ、考えたくない……

いえ、大切な知識ですよ。
つけっぱなしにするメリットとデメリットを知っておきましょう。
結婚指輪をつけっぱなしにするのはアリ?

結婚指輪のつけっぱなしは、基本的におすすめしません。

でもちょっとぐらい汚れても平気だし、抜けなくなったこともないよ。
それに彼氏がいる時に外すの気が引けるっていうか……
てか私よく物無くすし……

色々理由があるのですね……
たまには外した方が良いとは分かっていても、実際はつけっぱなしにする人も多いです。
特に小さい結婚指輪は、お風呂や水仕事のたびに結婚指輪を外すのは面倒ですよね。
つけっぱなしにすると、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
つけっぱなしのメリット
- おしゃれ、気持ち
- 外してどこかに無くす不安がない
つけっぱなしのデメリット
- 衛生的な問題
- 金属アレルギーのリスク
- 変色・傷つきやすい
などなど、メリット・デメリット共にあります。

金属アレルギー?って、私もなるの?

金属の種類によっては、つけっぱなしだとアレルギーになる確率は上がります。
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結婚指輪をつけっぱなしにしている人の割合
どれぐらいの人が結婚指輪をつけっぱなしなのでしょうか。
ゼクシィによると、24時間つけっぱなしの方の割合は、女性で39%、男性で33%です。

半数よりは少ないですが、3~4割の方が一日中つけっぱなしにしているようです。
また周囲には様々な意見があります。

私の周囲で結婚指輪をつけている人の場合はつけっぱなしのことが多い。
つけたまま水仕事もするし、お風呂にも入る。

私の周りはつけっぱなしにしている人は少ない。仕事や外では着ける人が多い。
私もお風呂ではつけっぱなしの時はありますが、保湿やクレンジングの時などの肌ケアの時は、気になるので外します。
結婚指輪をつけっぱなしにする場合のお勧めのデザイン

どうしてもつけっぱなしにする場合、まずはデザイン選びから重要です。
それでもつけっぱなしにしたり、毎日付けることを前提にするのなら、なるべく凹凸の少ないシンプルなデザインがオススメです。
凹凸があると汚れ等が溜まりやすく、掃除もしにくいです。
また付け心地の良い内甲丸仕立てもオススメ。
つけっぱなしを前提にした場合のお勧めのデザインを紹介します。
お手入れのしやすいシンプルな指輪

参照:1895 ウェディング リング/カルティエ

参照:ローレンス グラフ シグネチャー リング/グラフ
シンプルな指輪なら、高級ブランドを選んでみるのもおすすめです。
指をきれいに見せてくれる指輪

参照:ペルセウス/アイプリモ
V字やS字、ウェーブラインの指輪は、指をきれいに見せる効果があります。
加工が消えにくい指輪

参照:ヌーボラ/SORA
例えばジルコニウムやチタンなどの、酸化皮膜による発色の結婚指輪は、高い強度を持っています。
素材自体も丈夫で、普段使いしやすいです。
結婚指輪をつけっぱなしにするならどの金属がオススメ?プラチナ?ゴールド?
結婚指輪をつけっぱなしにするのであれば、避けて通れないのは指輪が濡れてしまうこと。
水分に触れると、指輪はどうしてもサビたり汚れやすくなります、変質しやすい金属はつけっぱなしに向いていません。
- 凸凹の少ない、シンプルなデザイン
- 素材でアレルギーが起こりにくいか
- 丈夫かつ、緊急時に取れやすいか
がポイントになります。
指輪に使われる金属の中で、どれがつけっぱなしに向いているのかまとめてみました。
プラチナ
純プラチナは比較的アレルギーになりにくい金属です。
しかし純プラチナは割り金を含まないので柔らかく、日常生活で使うには強度に心配があります。
なので結婚指輪では割り金を含んだPt950(プラチナ95%)やPt900(プラチナ90%)が主流です。
その割り金の中にパラジウムなどが使われていると、その割り金の金属でアレルギーが起こる場合もあります。
イエローゴールド
ゴールドも純ゴールドより、割り金を含んだものが主流です。
カラーゴールドには、ゴールドに割り金が様々な比率で含まれ、色合いや硬さなどに関わります。
同じ色でも、ブランドごとに割り金や比率が異なる場合もあります。
イエローゴールドは、ゴールドにシルバー、銅を混ぜています。
どちらも他の割り金よりはアレルギーにはなりにくいものの、銅でアレルギーが起きる人もいます。
ピンクゴールド
ピンクゴールドは、ゴールドに割り金のシルバー、銅、パラジウム、亜鉛が含まれています。
特に銅はピンク色を作る重要な金属です。
ブランドによりますが、割り金の種類が多いので、アレルギー面に関しては気になるかもしれません。
ホワイトゴールド
見た目はプラチナと似ていますが、金属は異なります。
ホワイトゴールドは、ゴールドにパラジウム、シルバーといった白色の割り金が含まれています。
白色を出すために入れられているパラジウムが気になる要素です。
またさらに白さを出すためにロジウムメッキが施されているものもあります。
メッキはつけっぱなしだと剥がれやすいので、美しさを保つ点ではつけっぱなしにメッキつきはおすすめできません。
1番サビにくい金属は?
おすすめは医療用などにも使われるレアメタル素材です。
レアメタル素材の指輪は近年登場したので、まだデザインの種類は少ないもののシンプルな指輪ならあります。
中でもチタンは貴金属よりも軽く、アレルギーのなりにくさや丈夫さ、肌への馴染みやすさでも日常生活での使用には向いています。
ただチタンも使用するにつれて表面に細かい傷は付きます。
つけっぱなしだと、どの指輪も傷は多かれ少なかれ付くと思った方が良いです。
結婚指輪をつけっぱなしにするならダイヤはつけない方が良い?
ダイヤの有無よりは、爪の高さや個数が日常生活で使いやすくなるポイントです。
爪は低~埋め込みのもの、個数は多くても2個までが良いです。
婚約指輪向けのデザインは引っ掛かりやすく、エタニティはダイヤの数が多いのであまり向いていません。
また結婚指輪をつけっぱなしにして農作業や軽作業等指輪に衝撃が伝わるようなことをすると、ダイヤがポロッと外れたりする可能性は高くなります。
そのため最悪外れても気にならない値段の小さめのダイヤの方がオススメ。
シークレットストーン位のサイズのダイヤなら、値段は10,000円位です。
ダイヤは皮脂汚れに弱い為、定期的な超音波洗浄は必要です。(←購入したお店でやってもらえます)
小さめのダイヤをつけた場合の、つけやすいデザインの結婚指輪を紹介。
小さめのダイヤの結婚指輪:埋め込みソリティア

参照:ラウンド・マリッジリング/ハリーウィンストン
小さめのダイヤに引っ掛かりにくさを重視した、もっともシンプルな形です。
小さめのダイヤの結婚指輪:ウェーブ+ダイヤ

参照:リヴァージュ ダイヤモンド 1ps リング/ブリリアンスプラス
指がきれいに見えるウェーブに、特別感が出るダイヤのデザインです。
小さめのダイヤの結婚指輪:シャープさのあるデザイン

参照:タナカプレミアムライン TT22D–K/GINZA TANAKA

参照:ウエディング リング/フォーエバーマーク
もう少しクールさがほしい場合、シャープなラインのあるデザインもおすすめです。
結婚指輪をつけっぱなしにする場合の注意点
つけっぱなしについての注意点は様々あります。
特に抜けなくなったときの対処が大事です。
妊娠中は外そう
妊娠中は指がむくみやすく指輪が外れなくなる恐れもあるので、必ず外した方が良いです。
病院でもそのように指示されます。
また小さい子どもが飲み込まないよう、指輪の着用や保管には気を付けましょう。
半年から1年に1度は購入した指輪店へ行ってクリーニング
つけっぱなしにすると、そうでない場合よりも汚れやすくなります。
半年~1年に1度は購入したお店へクリーニングへ行って、指輪の汚れを落としてもらってください。
クリーニングに行くメリットとしては、指輪をきれいにしてもらうだけでなく、気づきにくい指輪の爪の状態や歪みなどを、お店の人に総合的にチェックしてもらえます。
アフターサービスは積極的に利用するとお得です。
もし抜けなくなったら石鹸水や最悪指輪をカットするという手段もある
結婚指輪が抜けなくなる状況には
- むくみ
- 体型の変化
- ぶつけて怪我をしてしまった
などがあります。
抜けなくなると指は腫れて血が巡らなくなり、指の色も変わり、最悪壊死の危険があります。
もし指輪が抜けなくなってしまったら、石鹸水やハンドクリーム、紐を使う方法などがあります。
こちらは消防のサイト。
ただし一人でやるのは難しい場合もあります。
最終的には指輪をカットする手段があります。
もし緊急ではなく、カットした後にまた直して使いたいのであれば、消防署や病院などでカットしてもらうのではなく(そうすると切目がギザギザになったり跡がつく)、工房が併設してある指輪のお店に行った方がきれいに修復しやすいです。
ただ指輪のお店によっては断られる可能性もあるので、事前に連絡しましょう。
指の状態がひどいなど、緊急の場合は消防署や病院に行きましょう。
大切な指輪を切断するのは勇気がいりますが、指輪は後で修復できます。
身の安全の方を第一に、どうしても外せない場合はリングカッターを使用してもらいましょう。
またプラチナやゴールドなどジュエリーで使われる貴金属は柔らかめなので切れますが、指輪の金属によっては固すぎてリングカッターではカットできないものもあります。
特にステンレスやタングステンの指輪のトラブルはよく見ます。
ですが歯科医院のダイヤモンドポイントやハンマーを使った事例はありますので絶対に取れなくなるわけではないようです。
しかし消防署では切れない場合がありますので固すぎる素材は注意です。
ちなみにチタンも硬すぎて切れないとの情報がありますが、実際は彫刻用の糸鋸で切断できるようです。
貴金属より時間はかかるかもしれません。

こちらは指輪を切断した体験談です。
まとめ
つけっぱなしを前提に選んだ指輪でも、たまには外してクリーニングしたり指を休ませるとよいでしょう。

ずっと着けてる方が楽と思ったけど、だめなところもあるのね。

どうしても着けたい場合、ネックレスに通すという手もあります。

そっかー、じゃあ今日は外そう。指に何もつけてないって久々よね。

……そうだ、今日は手作りクッキーでも作ってみよう!
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