婚約指輪の支払いにローンを利用すれば、手元の資金がなくても買えます。
しかし結論から言うと、婚約指輪を長期的なローンで買うのはあまりおすすめできません。
賢く使うなら短期の一括返済がオススメです。
なぜ婚約指輪のローンは短期画良いのでしょうか?
まずは婚約指輪に関わるローンの特徴を紹介します。
婚約指輪をローンで買う方法は大きく分けて4つ
婚約指輪をローンで買う方法を大きく分けてみてみましょう。
- 指輪のお店が独自で用意しているショッピングローン
- ブライダルローン
- クレジットカードなどのカードローン
- リボ払い(分割払い)
それぞれのローンの特徴を見ていきましょう
指輪のお店が独自で用意しているショッピングローン
お店によってはショッピングローンがあります。
例えば婚約指輪のSUEHIROでは、独自のローンを用意しており、15回までの分割払いやボーナス一括払いの金利手数料は無料となります。
なおSUEHIROでは10万円ほどで手が届く婚約指輪もあります。
ブライダルローン
挙式など結婚に関する名目のお金を借りることができるのが、ブライダルローン。
各種銀行(オリックス、楽天銀行など)で取り扱っています。
使い道は結婚に限定されますが、金利は安いです。
しかし審査が厳しく時間がかかることがあるので、計画的に申し込みましょう。
ゼクシィの結婚式費用立替えプランは、最大三ヶ月無利息で利用できるリクルート支店専用プランです。
ATMでの返済もでき便利です。
長期的となると負担が大きくなるので、あくまでも一時的なローンとして利用しましょう。
カードローン
結婚関連に限られているブライダルローンとは違い、それ以外の用途でも借りられるのがカードローンです。
よくCMなどで名前を耳にする三菱UFJ銀行のカードローンや、みずほ銀行カードローンなどがありますが、扱う会社によっても金利や返済期間などが異なってきます。
またクレジットカードとの違いですが、クレジットカードは立替え、カードローンは現金の借り入れなどの点で異なります。
カードローンには他にも・三井住友銀行・オリックス銀行・楽天銀行・セブン銀行・イオン銀行などがあります。
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- オリックス銀行
- 楽天銀行
- セブン銀行
- イオン銀行
リボ払い(分割払い)
カードローンやクレジットカードで採用されている払い方に、リボ払いがあります。
毎月の支払いが一定の額に抑えられる払い方で、返済計画が立てやすいのが特徴です。
三井住友VISAカードなどがよくCMをしています。
ですが支払い期間は自分で決められず、終期も分かりづらいのであまり初心者におすすめの方法ではありません。
婚約指輪のローンなら、まずはショッピングローンやブライダルローンから考えるのが無難です。
ローンで婚約指輪を買う時の注意点
特徴を見ていきましたが、ローンを利用する場合、さまざまな注意点があります。
ローンには審査がある
ローンは審査に通らないと融資が受けられません。
審査は・年齢や職歴・他の借金の有無・貯金額など総合して審査されます。
会社ごとでも基準が違い、必ず審査に通るわけではありません。
特にブライダルローンを利用したい場合は注意してください。
今後のローンの審査に影響を及ぼす
ローンを組んだ情報は、個人の信用情報として記録が残ります。
契約締結後に登録されるクレジット情報は、契約終了後最長で5年は消えません。
5年の間にほかのローンを組むときには、審査に影響を及ぼすので注意です。
ちなみに自分の信用情報はCICに問い合わせ(ネットや郵送や窓口)で、手数料1000円(窓口は500円)くらいで開示できます。
婚約指輪をローンで買うってあり?
婚約指輪は平均の相場が36.5万円、およそ給料1~1.5ヶ月分と高額です。
婚約指輪って結構高額
一括で払えない場合は、ローンを利用するという手があります。
婚約指輪を長期ローンで買うのはあまりお勧めできない
このように、ローンを利用するには時間とお金と計画性の余裕が必要です。
個人的には婚約指輪をローンで買うのはオススメできません。
理由を紹介します。
結婚準備期間は婚約指輪以外にも出費が多い
結婚準備期間は婚約指輪に限らず・結納・結婚式・結婚指輪・新居の準備・新婚旅行など何かとお金がかかります。
ゼクシィ結婚トレンド調査によると、結婚費用の総額の平均は484.2万円。
婚約指輪はこの中でも比較的安い方ですし、ローンを組むより一括で支払った方が断然お得。
手数料は意外と負担の原因になりますので、ローンを組むなら婚約指輪よりも、他に費用を充てた方が良いでしょう。
将来の住宅ローンの審査に影響がある
婚約指輪のローンを組んで5年以内に新しく家を買う場合、住宅ローンの審査にも影響があります。
結婚のタイミングで新しく家を買う人は多いですが、せっかく素敵な家を見つけても、住宅ローンの審査が通過できない可能性もあります。
婚約のタイミングに縛られず、お金が貯まったら豪華な指輪を買うのがおすすめ
婚約のタイミングでダイヤの婚約指輪を買うのが日本ではセオリーですが、そのタイミングにこだわる必要はありません。
貯金がたまったときにもっと豪華な指輪を買うのがオススメ。
例えば今20代ならお金を貯めて30代で買う方法もあります。
ゼクシィ結婚トレンド調査2017の婚約指輪の平均価格では、首都圏の20代平均は約35万円ですが、30から34歳では平均40.6万円というデータが出ています。
これは全国平均よりも約5万高い金額です。
また同じアンケートで世帯収入をみてみると、20代よりも30代の方が増えています。
このように一般的には年代が上がると予算に余裕が出来てくるのが分かります。
お金を貯めて自分の気に入る豪華な指輪をじっくり選ぶのも素敵ですね
ご祝儀やお祝い金の一次的な建て替えとしての短期ローン利用ならあり
個人的には長期のローンは反対ですが、ご祝儀やお祝い金の一次的な立替えとしてローンを利用するならアリだと考えています。
一次的な立替えとしての利用の場合、ご祝儀やお祝い金を全額貰った結婚式後などに、一括払いでローンを返済することになります。
一括なら手数料が無料の場合もありますし、なるべく長引かない返済計画なら負担も少ないです。
結婚準備期間は支出だけではなく収入も増える
結婚は支出ばかりに目が行きがちですが、実は結構収入もあります。
収入にはご祝儀やお祝い金、家族や親戚からの援助があります。
結婚式のご祝儀の平均金額
ゼクシィ結婚トレンド調査によると、披露宴やお披露目パーティを開いた場合のご祝儀の平均は227.4万円。
ちなみに首都圏版での、招待客別の1人あたりのご祝儀額の平均は、友人が3.0万円、上司が4.0万円、親族が6.6万円、恩師が3.8万円でした。
友人 | 3.0万円 |
上司 | 4.0万円 |
親族 | 6.6万円 |
恩師 | 3.8万円 |
親や親戚からの援助の平均金額
親や親戚からの援助があった人は76パーセント、平均の総額は189.8万円。
前項のデータでも親族のご祝儀が一番高いですし、ローンを検討する前に、親など身近な人に援助を頼むのも手です。
結婚後にすぐ返済する予定ならやりくりの一環としてローンを利用するのもお勧め
実際ブライダルローンなどの金利が低いのは、ご祝儀やお祝い金での一括返済を見込んでいるためでもあります。
利用できるものは利用して、賢く結婚式の予算を組んでいきましょう。
なるほど、お祝い金などで一括返済するのは賢いやり方だね~
婚約指輪にローンを利用するかは返済計画を考えてからにしよう/出来れば短期ローンがオススメ
正直、ローンを組まなければ買えないほどの高額な指輪は無理して買う必要はありません。
平均価格以下の婚約指輪も数多くありますし、選び方はもっと自由です。
折角のお二人のお金を金融機関の金利に吸い取られるのは筆者としてはもったいないと感じてしまいます。
後々の住宅ローンなどの審査に影響もありますので、どうしてもやむを得ない場合や短期返済の場合のみ利用してくださいね。